データは重要であるにも関わらず、ビジネスリーダーの3分の1以上は重要な意思決定にデータを利用していない
カリフォルニア州レッドウッドシティ - 2021年5月11日 - データ統合とデータ整合性のリーダーであるTalend は本日、調査1 結果を公開し、企業がデータ駆動型の組織になる上で直面している課題とその解決策に光を当てました。ビジネスリーダーがデータの重要性を認識していることは、その3分の2がデータを毎日利用していると回答していることからも明らかです。しかし、リーダーの78%はデータの利用に課題を抱えており、3分の1以上はそもそも意思決定にデータを利用していないと回答しています。
「データであふれている」のと「データ駆動型」との間には違いがあります。企業はかつてないほどに多くのデータにアクセスできますが、そこから意味のある結果を得る方法はほとんどありません。タイムリーでアクセス可能な、完全かつ正確なデータを提供するという基本的な能力が自社に備わっていると高く評価している経営幹部は、わずかに半数です。データ管理のソリューションプロバイダー企業は長年にわたり、こうした問題の解決策を提供し続けてきました。しかしそれは、データの移動や保存といった手続きに重点が置かれていました。
「私たちとデータとの関係は不健全です。活用すべきデータを常に信頼できると考えている経営幹部はわずか40%であり、3分の1以上は依然として直感に頼って意思決定を行っています」と、TalendのCEOであるChristal Bemontは述べ、次のように続けます。「現実のデータは、業界が描く理想像とは程遠いものです。主にデータの移動や保管の方法に焦点を当てたデータ管理では、総合的なデータの健全性は考慮されません。したがって、データの管理を試みている企業は、実際には企業情報のデジタルゴミ集積場を建設しているのです。これを変革しなければなりません。企業の存続のためには品質と信頼性の基本的な基準が重要であることを認識している、当社のデータ健全性のビジョンこそが未来を創るのです。」
データの健全性は、予防的な対策、効果的な処置、協力的な文化で構成される総合的なシステムによって、企業情報の健康を積極的に管理するというTalendのビジョンです。データがどこにあって誰がアクセスできるのか、データは正確なのか、データにどれだけの価値があるのかといった、多くの企業にとって依然として対処が困難な課題である、データに関する基本的な疑問に答えられるように設計されています。データの健全性により、企業は極めて重要なビジネス資産であるデータの信頼性やリスク、リターンを定量化可能な方法で理解して、コミュニケーションできるようになります。
複数のお客様が、データの健全性に重点を置くことによって事業にプラスの影響があったと回答しています。レノボのソリューションアーキテクトマネージャーであるRanadip Dutta氏は次のように述べています。「高品質なデータにタイムリーにアクセスできなければ、現在行っている規模の分析は決して実現できなかったでしょう。私たちは今、拡張性に加えて柔軟性も獲得しました。」
調査レポート全体をお読みいただき、データの生産・供給者側とデータの消費者側の、データの扱いに関する感じ方の違いについてご確認ください。業界におけるデータの傾向や、企業内の組織ごとのグループがデータを効果的に扱っているのかどうかもご確認いただけます。
Talend Data Health Surveyおよびデータの健全性に関しては、こちらをクリックしてください。
1 Talendは2021年3月24日から4月8日までの期間、Qualtricsを通じて、グローバルで年間売上高が1,000万ドルを超える中規模~大規模企業の経営幹部(役職は部長職相当から最高責任者レベル)529人を対象とした調査を行い、データ駆動型の意思決定を行う能力を評価しました。