Talend Data Health Barometerにより企業のデータ管理能力が前年比で悪化していることが明らかに
データから真の価値を引き出すのを妨げる障壁は予算やテクノロジーではありません -- 人です
不確実な経済環境下において、ビジネス上の成果を促進させるために、信頼性の高いデータへの迅速なアクセスの必要性が高まっています
カリフォルニア州サンマテオ発 - 2022年9月21日 - データ統合とデータ管理の世界的リーダーであるTalendは本日、約900人の独立したデータエキスパートとデータリーダーを対象に世界規模で実施した第2回年次調査、Data Health Barometerの結果を発表しました。回答者の過半数がデータの重要性を認識しているものの、97%がデータを効果的に使用する上での課題に直面しており、半数近くがデータを使用してビジネス上の成果を促進するのは簡単ではないと答えています。Data Health Barometerでは、データと意思決定の間の分断について掘り下げています。このような分断は、あらゆる経済状況での戦略的目標に対して企業や経営幹部が取り組む際の障壁となる可能性があります。
「今後数年間、混迷する経済と競争が激化する市場の課題と企業が向き合う中で、データへの依存度は高まるでしょう」とTalendのCEOであるChristal Bemont氏は述べています。「企業は、俊敏性と信頼性を重視する強力なデータ文化に支えられた信頼性の高いデータに重点を置くことで、あらゆる困難を解決できるだけでなく、優位な立場を築くことができます。健全なデータ環境を整えることで、組織は長期的な戦略を犠牲にすることなく、困難な状況でも効率的な運営を実現できます。」
企業の全体的なデータの健全性は、企業のデータの状態だけでなく、目標とするビジネス成果をどれだけサポートしているかについても示すものです。この調査の主な結果は次のとおりです。
- 前年比で企業のデータ管理能力は悪化している: 健全なデータの5つの指標 (適時性、正確性、一貫性、アクセシビリティ、完全性) のすべてにおいて、企業は2022年の自社の評価を2021年よりも約10ポイント低く評価しています。適時性 (-29ポイント) とアクセシビリティ (-15ポイント) は、回答者がリモートワーク時に必要なデータを取得するのに苦労したことから (57%)、最も大きく低下しました。
- データリテラシーに関するスキルのギャップが存在する: 回答者の回答からは、データから真の価値を得るための最大の障壁は予算やテクノロジーではなく、人であるという共通意見が見られました。回答者の3人に1人は、従業員が自分の使用するデータについてどの程度理解しているかについて懸念を持っています。このような企業は、データに対する意識を共有できない限り、今後の課題に向き合う準備が整わない可能性があります。
- 企業は経済の混乱に備えている: 回答者は収益の増加 (+10pts) とコストの最適化 (+13pts) をデータ使用の目的のリストの最上位に位置付けており、昨年より優先度が上がっています。しかし、半数近くの企業は、ビジネスのすべての需要を満たすのに必要なスピードと柔軟性を自社のデータがまだ備えていないと主張しており、41%の企業が適切なデータにすばやくアクセスできないと主張しています。
- データの信頼性とデータクオリティは依然としてデータを効果的に使用する上で最大の課題である: 企業の3分の1以上が、主要な課題として、ビジネス上の意思決定時によりどころとするデータを信頼できるかどうかを挙げています。実際、回答者のほぼ半数が、データクオリティの確保がデータを効果的に使用する上での最重要課題であると感じています。Gartnerの調査によると、組織はデータクオリティの低さが年間平均1500万ドルの損失の原因であると考えています。
2022 Data Health Barometerの詳細については、 www.talend.com/resources/data-health-surveyをご覧ください。
調査方法
2022年6月、TalendはQualtricsを通じて、独立した回答者を対象とした世界規模の調査を主導しました。回答が寄せられた895件中892件が完了と見なされ、分析に使用されました (米国28%、フランス28%、英国28%、シンガポール16%)。回答者は全員、データエキスパートと中規模および大規模企業のリーダーであり、日常的にデータ処理業務に従事しています。データはあらゆる組織にとって重要な資産となるため、回答者はさまざまな業界や部門から選出されています。